【感想】人工知能にもブームがあった?

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こんにちは。じゃんです。

 

 

最近「人工知能は人間を超えるか」を読みました。

去年の3月の発行ですが、今も書店では結構トップに並べられているのでタイトルや表紙を見たことある方もいませんか?

今日はその記事とポンコツSEの考察です。

人工知能は人間を超えるか ディープラーニングの先にあるもの (角川EPUB選書)

人工知能は人間を超えるか ディープラーニングの先にあるもの (角川EPUB選書)

 

 

 

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最近いろんなところで人工知能というキーワードをよく聞くようになりました。

特に今年に入ってからはGoogleが開発したアルファ碁などはとても大きなニュースになりましたね!

この単語自体は古くから存在し、多くの人が聞いたことがある言葉だと思います。

じゃ、それがどんな物でどんな歴史があったか皆さんは知っていますか?

僕は全く知りませんでした笑

今回レビューする「人工知能は人間を超えるか」は人工知能の成り立ちから歴史を見ていき、最近特に注目されるようになった技術、そして将来の人工知能について分かりやすくまとめられています。

 

これを読んだ後では人工知能に関するニュースやコラムを読むのが凄く楽しくなります!

僕がそうだったんですから間違いないです!

 

本の感想

もちろん、事細かに感想を書いてはネタバレになってしまうので掻い摘んだ感想です。

 

※僕自身は人工知能について何にも知識がない状態で読んだ感想です

過去2回の人工知能ブーム

人工知能は定期的にブームになっていたのです。

1回目が1960年頃で著者の松尾豊氏はこれを「推論・探索の時代」と名付けています。

僕が大学時代の講義で習った探索木やハノイの塔のような原始的なアルゴリズムの時代です。

僕が大学生だったのが2010年前後なので50年近く前の技術を勉強していたことになります。

やはり技術は進歩しても原点の仕組みは変わらず、ベースとして長く残るものなんですね。

 

 

そして2回目が1980年頃、これは「知識の時代」と名付けられています。

(60年代に比べて)コンピュータの性能が向上したことでとにかくコンピュータに知識を詰め込み、何でも知っている人口知能を作ろうとする動きです。

プログラムで言えばCase文を死ぬほど書いてどんな場合でも何かしらの対応ができるようにしようとするものです。

 

よく、コードを書いてる時に馬鹿みたいな分岐数のCase文を書いて周囲に嫌な顔をされる僕ですが、多分僕の比じゃないくらいの分岐数を書いた人がいっぱいいたんでしょうね笑

 

 

過去2回のブームはそれぞれいくつかの理由で下火になり、ブームは終わります。

その理由はぜひ本を読んでください笑

 

3回目のブームと新技術

そして2010年ごろから現在にいたるまでが3回目のブーム、「機械学習と特徴表現学習の時代」です。

機械学習、その名の通り機械が学習することです。

松尾氏はこれを

「学習する」とは「分ける」こと

と書いています。

まさに2回目のブームが礎となり分けるという行為をより正確に、より大量にできるように技術が進歩していきます。

分けるために物事の特徴を捉える必要があり、その技術に関してもどんどん進歩していきます。

ここら辺は技術的な要素が強く、色々考えながら読む必要がありましたが分かってくると本当に楽しいところでした。

 

そして今最も騒がれている言葉『ディープラーニング』が登場します。

僕も数年前から単語自体は聞いたことはありましたが正直、

何が深い(ディープ)なんだろう?

って思ってました笑

 

本ではディープラーニングのディープの意味を成り立ちから細かく解説してくれています。

ただこれを読んでもディープの意味は分かりましたがディープラーニングという技術はよく分かっていません笑

(そりゃ本読んだくらいで賢くなるわけじゃないですもんね)

 

でも、これを読んだおかげでだいぶディープラーニング、人工知能が身近に迫ってきたんだ!

そしてその技術の凄さが(若干ですが)分かるようになりました。

 

シンギュラリティと将来

シンギュラリティとは「技術特異点」と訳されています。

人工知能が自分より賢い人工知能を作るようになることを指している事が多いです。

Aという人口知能が自分より賢い人工知能A+を作れるようになるとそこからはもう無限大で、A+が自分より賢いA++を作り、A++が自分より賢いA+++を・・・

というふうにより賢い人工知能が生まれ続けるという考え方です。

 

そしてそうすると人工知能は一瞬で人間を超えて、人間は人工知能に滅ぼされるのではないかという解釈です。

映画のターミネーターがまさにそれですね。

 

そういった中で松尾氏は色々な仮定をあげ、結論として

人口知能は予測能力はめざましく向上しているが自ら意思を持つ、つまり生命を持つことは難しく、人工知能が人間を征服する心配をする根拠はないと断言しています。

 

ああ、良かった。僕は人工知能に殺されることはないんだとホッとしました笑

 

人工知能に関する研究の歴史とディープラーニング、そして今後どう発展していくのか

少々難しい部分もありましたが例えなどは分かりやすく、全体的にとても読みやすい本でした!

今後さらに盛り上がっていくであろう人工知能について入り口として皆さんも是非読んでみてください!

 

人工知能は人間を超えるか ディープラーニングの先にあるもの (角川EPUB選書)

人工知能は人間を超えるか ディープラーニングの先にあるもの (角川EPUB選書)

 

 

 

 

人工知能とSE

冒頭でも書きましたがこの本を読んでから人工知能に関するニュースやコラムを読むと、今までとは違った視点で色々見えてきてとても楽しいです!

例えばシンギュラリティという言葉でもこちらのページでは

「シンギュラリティ」の本来の意味は、人類の......AIじゃないですよ......人類の進化曲線が、無限大になるポイントを指す言葉で、「技術的 特異点」と訳されます。たとえば、「y=1/x」で「x=0」になると「y」は無限大になる。そういう「特異点」を指す言葉で、平たく言えば「AIは人間 を超える」というよりも「人間はAIと合体して、もっとすごくなる」という話

シンギュラリティで人類はどうなるのか(1/7ページ):nikkei BPnet 〈日経BPネット〉

などと書かれています。

(この二人の対談記事はとてもおもしろいです!)

 

 

人工知能に人間が滅ぼされることがないのは分かりましたが、SEという仕事を滅ぼされることはあるんでしょうかね?

ないと良いんですけどすっごくあるような気がします・・・

皆さんはどう思いますか?

 

 

最近の人工知能技術の進歩はそれまでの半世紀以上に渡る長い歴史があってのものという事がよく分かりました。

ですが、せめて僕が仕事しなくても良いくらいの貯金と年齢になるまでは技術の進歩はゆっくりでいて欲しいです笑