【感想】全てが"ムスビ" 『君の名は。』スピンオフを読んだら鳥肌ものだった!

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こんにちは。じゃんです。

 

 

先日感想も書いた『君の名は。』ですが、全国で大ヒットしていますね!

新海誠『君の名は。』驚異のハイペースでV2!公開10日で38億円【映画週末興行成績】 (シネマトゥデイ) - Yahoo!ニュース

 

このブログの読者の多くの方も観られたかと思います。

(観ていないなら是非観てください!)

今回はKADOKAWAから出ている公式スピンオフである小説の感想です。

 

 

先日は公式の小説版を読みました。

www.janblog.net

 

そして今回読んだのは

君の名は。 Another Side:Earthbound

です。

新海監督も参加している点から公式スピンオフ扱いなんでしょうか。

 

 

 

公式スピンオフの魅力

映画・小説では本編、ひいては主人公の三葉と瀧くんを魅せるために作られています。

その為、周囲の登場人物に関する心情や日常というのは時間的都合や演出上の問題で仕方なく伏せられる事が多いですよね。

 

今回の公式スピンオフではそういった本編ではあまり表に出ない周囲の登場人物の物語です。

正直、スピンオフって原作に比べると、無理やり話を広げたり強引な解釈が含まれていたりして、僕はあまり良く思っていませんでした。

しかし、本作品は実に良いスピンオフでした!

全4章で構成されていて、各章1人ずつフューチャーされています。

特に4章の三葉の父親の話はそれだけでも読む価値がある程に本編を補ってくれる最高の出来になっています!

 

 

糸守町での日常

1~3章はそれぞれ、

  • 三葉に入っている時の瀧くん
  • 三葉の幼なじみのテッシー
  • 三葉の妹の四葉

視点で語られています。

 

1章では三葉の体(特におっぱい)に興味がある瀧くん。

男子高校生としてあるべき姿だなぁとのほほんとするお話かなと思いきや、

途中からは糸守での宮水三葉と瀧くんと日記で会話している宮水三葉のギャップから

三葉の抱えている悩みに気づき始めます

こういった日常での違和感からどんどん三葉の事が気になり始めっていったんだなぁというある意味裏側部分ですね。

 

2章では幼なじみのテッシー。

糸守町の土建屋として将来家業を継ぐ事を半ば諦めているテッシー

それに対して宮水神社、糸守町に対して不満を持っている三葉たちを見て葛藤する

そしてテッシーの提案で実家の現場から余った資材を貰いカフェを作り始める3人。

映画では一瞬しか写ってなかったですけど、あの一瞬にこんな過程があったんですね!

そしてその間に三葉に入っている瀧くんにも色々な想いが生まれてきます。

 

3章では妹の四葉。

瀧くんが入っている三葉を<変モード>として認識しつつあった四葉。

<変モード>の時のギャップの原因を小学生なりに小学生とは思えない語彙力で考える四葉。

そして口噛み酒をこっそり舐めてしまい、思わぬ展開に・・・!

宮水の女性として四葉も様々なムスビを体験していくんですね!

 

 

宮水家と父親の葛藤

そしてメインとなる4章!

町長選真っ最中で、終盤も三葉に胸ぐらを捕まれ娘に対して「お前は誰だ?」とまで言う父親が主役です。

 

映画本編では最後の最後に三葉の願いを聞き入れ、町民に避難指示を出したのか描かれていませんでした。

その部分を補完してくれる内容となっっています。

具体的なネタバレは避けますが、三葉の母親、自身の妻である二葉との出会いからそれは始まります。

何故2人は出会ったのか、どういう経緯で結婚したのか、宮水家ひいては二葉の存在の大きさとそれに葛藤する父親。

そして二葉が死んでしまい、宮水家を中心とした糸守町を変えるべく立ち上がります。

しかし、最後は二葉が死に際に言った

 

「あるべきようになるから」

 

この意味がわかり、これまでの事が全て繋がります。

 

 

まとめ

映画では語られなかった色々な想い、意味がまさにムスばれます。

公式スピンオフとして本編を見事に補完していて、読んだ後の満足感は抜群です

個人的には里芋の皮むきのくだりが二葉から三葉へ、そして三葉から四葉へと結ばれていくのがとても良かったです。

 

特に最初にも言いましたが、4章は鳥肌ものです!

映画ではほとんど描かれなかった二葉の性格、キャラ、なぜ父親は宮水家を出て行ったのか、様々に散らばっていた事柄が結ばれていく爽快感はたまりません!

というか二葉さんすげえええええええってなります笑

 

是非皆さんも読んでみてください!

 

君の名は。 Another Side:Earthbound (角川スニーカー文庫)

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  • 作者: 加納新太,田中将賀,朝日川日和,「君の名は。」製作委員会,新海誠
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店
  • 発売日: 2016/07/30
  • メディア: 文庫
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